災害のリアル
こんにちは!よよみです✾
このブログでの田舎~都会についての定義はこちらをご覧ください。
今回は、田舎での災害について、実際に私が体験したことをお話しようと思います。
少しシリアスなお話になりますが、大事なことなので読んでいただけると嬉しいです。詳細は避けますが、津波などにトラウマをお持ちの方は避けた方がよいかもしれません。
川の氾濫
私が熊本県のB市に住んでいた時のことです。
前回の記事で、九州が亜熱帯化しているというお話をしました。九州は暑さだけではなく、降水量も非常に多くなっています。
実際に、私が住んでいたB市も町中が水浸しになりました。雨が降りすぎて、川が氾濫したのです。
幸いなことに私の家は少し丘の方にあったので無事でしたが、よく行っていたスーパーや小児科も建物内部にまで水が浸入し、リフォームを余儀なくされました。
お金が下せない
氾濫当日はさすがに家にとどまっていたと思うのですが、次の日はしばらく買い物ができないかもしれないと思い、買い出しに出かけました。
とはいえ、私の家は山の中にあり、離合もできないような細い道をくねくね下山しないと町へはたどり着けません。
なんとかいつも通る橋へたどり着きましたが、大雨により木が倒れていて通れませんでした。そもそも、勢いがすごすぎて川が橋の上を通っていて、通れる状態ではありませんでした。私は、初めてのリアルな災害に恐怖を覚えました。
なんとか別の道から遠回りして、ドラッグストアにたどり着きましたが、同じように考えた人たちでごった返していました。
とりあえず当面の水や食料を買い込みましたが、もともと現金のみしか使えないお店だったので、財布が心もとなくなった私は、銀行向かいました。
しかし、なんと張り紙がしてあり、「通信障害のため、ATMが使えません」と書いてありました。つまり、お金が下せないのです!!
不安を覚える
私が住んでいた場所ももちろん避難地域に指定されてはいたのですが、家が無事なため、避難は自粛しました。そのため、食料などは自分たちで調達しなければなりません(避難所でもかならず支給されるわけではないと思いますが)。
それなのに、残金は1万円以下だったと思います。今日明日生き延びるには足りるかもしれませんが、初めての災害で、この状況がいつまで続くかわからない私にとっては、とても不安な金額でした。
しかも、大体の災害って、予測がつかないじゃないですか。地震が最たるものだと思いますが、大雨も、いつもはここまで降らないんですよ。警報が出ても、九州じゃ日常茶飯事だし、まさに起きてから「これって災害レベルじゃね…?」と気づくという感じでした。
そのため、前もってお金をおろしておくなんてしなかったんですね。「あ~明日も雨か~。また洗濯物乾かないな~」くらいに考えていました。
iDもダメ…だと…!?
現金がだめなら、カードや電子マネーを使えばいいじゃない!と思うじゃないですか。でも、前述したとおり、私の住んでいる地域に通信障害が起きていました。詳しい原理はわからないのですが、とにかく電子マネーもクレジットカードも使えないのです!!
田舎のコンビニあるあるなんですが、結構普通のファミマとかに野菜とか日用品とかなんでも置いてくれてるんですよね。なので、特にこういう災害の時なんかは重宝したりするんですけど、大手チェーンのコンビニなのに現金しか使えないんです!!
現金しか使えないのに、銀行では下せない…完全に詰みました(涙)
結果から言うと、1週間経たずして通信障害は回復したので何とかなりました。しかし、このご時世、しかも緊急時に、手元にお金がないという状況はめちゃくちゃ不安でした。
陸の孤島の恐ろしさ
初めに誤解のないよう申しあげておきますが、先の災害時に町を復旧してくださった皆様、通信障害を直してくださった皆様、緊急時にお店を開けて働いてくださった皆様には本当に感謝しかありません。
当時、赤ちゃんがいたということもあり、なにも尽力できずただ家で怖がっていた私ですが、時間の経過ともに道が綺麗になり、お店がいつも通り開店する姿を見るたびに、「人間ってすごいな」とか、「本当にありがとうございます」と思っていました。
しかし、本当に陸の孤島なんだなと思ったのも事実です。
最近、石川県の災害でも話題に取り上げられましたが、街を復旧するためには、まず外から人がやって来ないといけません。田舎の設備や人口では足りないですし、そもそも災害でダメージを受けているからです。しかし、その外からやってくる道が寸断されしまっては、助けに行きたくても来られないということです。
結局、一番先に復旧させたい町の中心部より、町の外側からまず倒木をはこんだり、土砂をどうにかしたりしないといけないということです。つまり、そこに住む市民が「復旧した」と認識するまでにはかなりの時間がかかるのです。
重ねて申しあげますが、誰も見ていないところで昼夜問わず働いて、1秒でも早く復旧できるように動いてくれた方々には、感謝しかありません。しかし、本当に地形の問題で、真の田舎には助けの手も届きづらいのです。
まとめ
さて、今回は、少しシリアスな内容になりましたが、田舎での災害のリアルをお届けしました。私は、都会に引っ越してからつくづく感じるようになったのですが、やっぱり都会って栄えるべくして栄えたんだと思います。つまりは、暮らしやすい気候や地形だから人が集まるということです。人が集まれば経済も発展しますしね。
最近は温暖化で大雨などの災害が起きやすくなっています。全国的に増えてはいますが、都会と田舎だと復旧の速度が段違いだと思います。なぜなら、都会の災害は周囲に与える影響が大きいからです。あえてオブラートに包まずに言うと、都会は政府や国の偉い人に「重要な地域である」と思われているということですね。
例えば、私が住んでいた熊本県のB市が泥水に沈んでも、日本の経済には何の影響も与えませんでした。住民にとっては一大事でしたが、ニュースになったかもわかりません。
しかし、最近起きた東京での豪雨で地下が沈んだというニュースは記憶に新しいのではないでしょうか?どんなに遠くに住んでいる人にとっても、東京での出来事はニュースになります。それだけ、影響が大きいからですね。
田舎の災害はせいぜい農産物の出荷量が減る…くらいですが、都会の災害は全国のインフラに直接影響を及ぼす可能性があるということですね。
すべての業種の大元は東京都心にあるといっても過言ではないですから、重要視されるのも当然といえば当然でしょう。しかし、元ド田舎に住んでいた私にとってはなかなか切なく感じられるのでした…。
おまけ
今回のお話は九州の田舎への移住を検討される方にとって、少し厳しく聞こえたかもしれません。しかし、せっかく広い土地に建てた新築がだめになっては元も子もないので、災害が起きた時のことも考えたうえで慎重に考えていただきたいです。
少し暗い?話になってしまったので、最後に小話を。
当時の私の家は、ボロいのでよく停電が起きていました。しかし、その理由が田舎あるある(?)だったのです!
一体、なんだと思いますか?
正解は、「ヤモリが卵を産みまくるから」でした(笑)びっくりですよね!!
個人的にヤモリは好きなのですが、停電はやめてほしかったです(笑)
それでは、また次の記事でお会いしましょう♪
よよみでした✾

